2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

やるべきこと

整理のために。。。Avicenna and the Aristotelian Tradition: Intoduction to Reading Avicenna's Philosophical Works (Islamic Philosophy and Theology : Texts and Studies, Vol 4) Averroes and the Aristotelian Tradition: Sources, Constitution an…

アヴェロエス『霊魂論小注解』

とはいえそれだけでは意味がないにせよ、やり始めてしまった以上はあと少しつめないと・・・。 latino: ”Averroys Compendium necessarium ex lib. Aristotelis... De anima... conversum ex arabico in latinum ab acuratissimo interprete Abrahamo de Bal…

Hasse本注文しました!

僕が今行っているような作業は、それだけでは「役に立たず」、「飛んだり跳ねたりはしても、結局「迷宮」入り」という結果に終わりがちになってしまうというLovejoyさんからの厳しい指摘がありました。本当にその通りです…。反省します。そしてご指摘ありが…

小熊英二 『日本という国』

日本という国 (よりみちパン!セ)作者: 小熊英二出版社/メーカー: 理論社発売日: 2006/04メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 441回この商品を含むブログ (160件) を見る 小熊英二の新刊が出ています。今回は非常に薄い。いや180ページあるので、非常に薄い…

『イービス』

メレアグロスさんのラテン語徒然で、オウィディウス『イービス』の翻訳がはじまっています。オウィディウスの中でこの作品だけ日本語訳されていないのです!http://litterae.blog8.fc2.com/blog-category-30.html 幾千もの書物の中に,ナーソーの書物であっ…

テキストの迷宮…

「本当の問題は(「テキストの冒険」が調べ終わった)そこからですよ☆」というLovejoyさんからの指摘がありました。本当にその通りなのですけど、いつまでたっても抜け出せそうにありません(涙)。困った…。 いつになったらテキストの冒険が終わるのでしょ…

アヴェロエス『霊魂論中注解』

Multiple Averroes (Paris, 1978), 366 には、パリ手稿は Mose Tibbon のヘブライ語訳からの重訳であると説明があります。一方、Ivry の1999年の論文では、小注解はユダヤとキリスト教徒に知られていたが、中注解はユダヤ世界だけに、大注解はスコラ学の世界…

『霊魂論中注解』みむらさんより

みむらさんからさっそくお返事もらいました。どうもありがとうございます。激しく感謝です。 以下長くなりますけど、僕が要約して不正確になってしまうのが怖いので、メールの関係する箇所を引用したいと思います。___IvryのMiddle Commentary on Aristot…

フィロポノス『霊魂論注解』

主としてprokoptonさんにお知らせです。フィロポノス『霊魂論注解』の英語訳ですが、最新刊が出るようです(教文館のカタログにものっていました)。 詳しくは http://www.kcl.ac.uk/kis/schools/hums/philosophy/aca/Vols-Chron.pdf を見てください(PDF)。…

アヴェロエスの『霊魂論中注解』のラテン語訳写本

以前の日記に次のように書きました。 http://spot.colorado.edu/~pasnau/research/danotes.htmlに『霊魂論』へのアヴェロエスの中注解(のラテン語訳)が、写本でひとつ残っているとあります。アクィナスの『霊魂論注解』の英語訳を作っている研究者が書いて…

のだめカンタービレ

Mさんおすすめの『のだめカンタービレ』、2巻と3巻を買ってきました。

nuhsnuhの日記

http://d.hatena.ne.jp/nuhsnuh/ id:nuhsnuhさんのブログです。専門は分析哲学、特にフレーゲということになるのでしょうか(違っていたらごめんなさい)。とにかく高密度な内容を毎日書かれています。昨日の夜はずっと読んでいました(で寝不足)。 フレー…

プラトン全集

Plato Complete Works (CD-ROM)作者: Plato出版社/メーカー: Bnpublishing.Com発売日: 2005/09/30メディア: CD-ROM クリック: 22回この商品を含むブログ (1件) を見る プラトン全集がCD-ROMになっていました。安いです…。電子版の利点は検索がしやすい点です…

サレシェルのアルフレドゥス

サルシェルのアルフレドゥスについて、Lovejoyさんが応答してくださっています(というか僕はなにやらむにゃむにゃとつぶやいていただけですけど)。勉強になります。http://d.hatena.ne.jp/love-joy/20060426「13世紀の霊魂論は,霊魂論と名のつくものだけ…

『形而上学』

後ろ髪を引かれる思いですけど、今日の夜はアリストテレス『形而上学』の予習に当てたいと思います。→読んでいるのは、9巻4章なのですけど、うう、わかりません。しかも事前に配られているレジュメが、出隆の訳と根本的に違う解釈をしていて、さらに混乱に拍…

ミカエル・スコトゥス研究ページ

http://www.msrc.org.uk/index.htmlMichael Scot Research Trustと題されています。文献目録が非常に充実しています。 Lovejoyさんによると (Thondikeも言及していますが)Newman&Principe本で言及されていたので,改めて自覚したのですが,ScotにはArs al…

シンプリキオスかプリスキアノスか

ギリシア人注釈家→イブン・シーナー以前の伝承→イブン・シーナーと話が展開していきました。来週はイブン・シーナーをシリア語に訳したバルヘブラエウスの話になるそうです。ヘブライ語の話まで登場してもはやついていけない(涙) >prokoptonさん 僕がうわ…

『哲学集成』の訳

もうそちらでも報せを受け取ったかもしれませんが、Syntagma の自然学部の第4書の仏訳が Brepols から出るそうです。 >Hさんどうも情報感謝ですhttp://www.brepols.net/catalogue/index.jsp?mpk=20295&art=791212S. TaussigPierre Gassendi, Du principe ef…

リベラの『中世哲学史』

「「ラテン・アヴィセンナ主義」の誕生」という題された章が、434ページからあります。 しかし何が書いてあるのかさっぱり…。翻訳のせいというより(翻訳からげもとのフランス語の構造は十分推測できます)、これはもう著者自身の書き方の問題だとおもうので…

シリア語レジュメ

シリア語ができる先輩のレジュメをもらってきました。 「『知恵のクリームの書』より、自然学の第8である、魂についての書」と題されています。 出典は Ms. Florence, Laurentianus syr.83 115a1,l.24-133a2,.14 だそうです。写本ですよ、写本…。 内容の目次…

スコトゥス文献表

ミカエル・スコトゥスについてはhttp://www.bautz.de/bbkl/m/michael_sco.shtmlに詳しい文献表があります。85年までの文献についてはほとんど網羅的といってもいいものに見えます。グーグルで検索すると一番上に出てくるので誰だって到達すると思いますけど…

調査継続中…

Aristoteles LatinusのCodicesの巻で、ヤコブの『霊魂論』訳について次のような記述がありました。 この〔ヤコブの〕翻訳は11世紀の半ばより少し後にはすでに完成していたのかもしれない。というのも、この『霊魂論』訳が含まれている一番古い写本であるAust…

いつもながらコメントありがとうございます。昨日は大学図書館に行ったものの、図書館がすでに閉まっていて、見たかった本がことごとく見られず、帰ってきてからはぐーぐー寝てしまいました。でも今日は(比較的)早起きです。 Albertusには幾つかの霊魂論・…

ザバレッラ

ヤーコポ・ザバレッラ(1533-89)について調べています。 ザバレッラに関して日本語ではチャールズ・B・シュミット, ブライアン・P・コーペンヘイヴァー 『ルネサンス哲学』 榎本武文訳 (平凡社, 2003), 116-121.で読むことができます。ただし論理学に関する…

感謝

>id:narrensteinさん レイノルズの『古典の継承者』を返却していただいたとのこと。感謝!ちなみに僕はprokoptonさんではありませんよー(オソレオオスギル)。

応答

イタリア語の予習をやっている間にもいろいろ貴重なコメントを残していただいたようで感謝です。みなさんぼくみたいに暇ではないというのに…。 恥ずかしがらず&変なプライドを持たずに誰にでも平気で質問するというのも大事なスキルだと思うので、ぜひ遠慮…

誰がどの訳を使っていたのか

いろいろ大騒ぎしていますが、多分水曜日までにできることといえば、 ヴェネツィアのヤコブ ミカエル・スコトゥス メルベケのギョム の3人の翻訳者について基本的な情報を調べて、校訂や翻訳の情報で脚色するくらいですかねぇ。。。 誰がヤコブ訳を使い、誰…

よく分からなかった点が起きたら解決していた!

わわわわ。寝て起きたらみんな解決していました。prokoptonさん、respondeoさん、Lovejoyさん、本当にありがとうございます。非常に有益なコメントばかりなので、こちらの方でまとめてしまいます。>シンプリキオスの『霊魂論注解』が中世に訳されたというマ…

Aristoteles Latinus

「CD-ROM版だって出ているんだから、もうこのプロジェクトは完結しているんだろう」と勝手に思い込んでいた、Aristoteles Latinusなんですが、ぜんぜん終わっていないのですね。http://www.hiw.kuleuven.be/dwmc/al/editions/inprogress.htmにあるやつはまだ…

フラパパゼミを準備していてよく分からなくなった点

1. ジョン・マレンボン『後期中世の哲学 1150-1350』加藤雅人訳 (勁草書房, 1989), 59-60に メルベケのギョムは新プラトン派の人々のアリストテレス註解の多くを翻訳した。そのうち、最も影響力の強かったのは、シンプリキオスの『デ・アニマ註解』の翻訳で…