2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Isis 102 (2)より気になる本

今日は週末ということで何かを書くことはせずに先日届いたIsisの最新号を読んで過ごしました。特集は「錬金術と科学史」ということで、近年精力的に研究が進められている近代以前の錬金術の歴史についての格好の案内となっています。 ここではその特集号や書…

メモ

ドゥンス・スコトゥスが種子について論じている箇所を参照しなければなりません。手に取るべきは、 スコトゥス全集、Wadding版、13巻、94頁あたり となります。この19世紀に出されたWadding版が現在どこからもダウンロード出来ないのは大変痛いです。

軽井沢から戻ったら確認する文献

Mariano Fernández García, Lexicon scholasticum philosophico-theologicum: in quo termini, definitiones, distinctiones et effata a Joanne Duns Scoto exponuntur, declarantur (Quaracchi, 1910). Scotus, Ordinatio, bk.1, distinction 18.

軽井沢8日目

熊に追いかけられたと思ったら実は犬だったりしたということもあり、ほとんど日にちの感覚がなくなっています。 そうはいっても作業は少しずつ進んでいるようで、ようやく生成についてスカリゲルが論じた部分の英訳が終わりました。A4で16枚ほどの分量になっ…

ジェルソニデス研究書

また同誌によると次のようなジェルソニデス研究書が2010年に出されているそうです。Gersonides: Judaism Within the Limits of Reason (Littman Library of Jewish Civilization)作者: Seymour Feldman出版社/メーカー: Liverpool Univ Pr発売日: 2010/09/09…

ドゥンス・スコトゥスについての動向論文

Journal of the History of Philosophy誌の最新号に、Richard Crossによる1999年以降のスコトゥス研究を概観した論考が掲載されています。これは要チェックですね。 Richard Cross, "Duns Scotus: Some Recent Research," Journal of the History of Philoso…

翻訳の続き

今日もひたすら翻訳を続けました。その合間に少し後輩の研究計画や翻訳の検討を行ったり。

軽井沢二日目

二日目です。夕方まで翻訳作業を続けて、夜はパーティを楽しみました。

軽井沢一日目

友人の友人が所有している軽井沢の邸宅に研究室の人たちとやってきました。涼しい!ここでは博士論文の補遺の作成を行います。

初学者のためのラテン語勉強教材

ちょっと要望があったので、初学者がラテン語を勉強するときに何をつかったらいいかということについて書きます。 ここでいう初学者というのは文法事項の勉強を一通り終えて、これからまとまった量の文章を読んでいこうという人のことを指しています。まだ文…

ジリオニ関連文献

私の博士論文と関係がありそうなジリオニ(Guido Giglioni)の作品は以下のもののようです。結構ありますね。実は最初のひとつしか持っていなかったりします。集めないと。カルダーノ関係の作品をBruniana & Campanelliana誌にほぼ毎年出していたのですね。 …

ルネサンス研究会

今日はルネサンス研究会の日です。榎本さんにも会えます。行ってきます。 http://www.medievalstudies.jp/information/news20110604a/ →行ってきました。 一番衝撃的だったのは、皆川卓さんの「16世紀ゴンザーガ諸候国の紛争と神聖ローマ帝国:近世『帝国イ…

スカリゲルの生成論 その1

スカリゲルが生成の問題について論じた部分を読みはじめました。思えばはじめて読んだ彼の文章がまさにこの箇所だったわけです。今になって改めて読みなおしてみると理解度が格段に上がっているのが実感できます。ラテン語を読む力が増していることに加えて…

第1章取り込み中

5章までの執筆が終わったので、論文として投稿した1章を博士論文の一部として取り込む作業をしています。簡単に終わるかと思いきやこれがなかなか進みません。提出したワードファイルは、編集のジル・クレイが大幅に手を入れる前のものなので、博論用のファ…

BH第二著作印刷

ヒロさんの第二著作の提出済み原稿をもらったので、さっそく印刷して製本しました。綴じてみて、ああ、これは美しい作品だなと実感しました。少しでも完全に近づけることができるようもう一度全体を通してしっかりと細部を確認していきたいと思います。

『呪文について』校訂版

ヒロさんによると、ポンポナッツィの『呪文について』の校訂版がOlschki書店から出版されたそうです。ラテン語の得意なイタリア勢にはこういう現代版をどしどし出していってほしいですね。 Pietro Pomponazzi, De incantationibus, ed. Vittoria Perrone Cam…

帰還

東京に帰ってきました。人が多い上に暑い。