die bösen Geister

 ユスティノスやアテナゴラスといったキリスト教の教父たちは、天使が堕落した結果悪魔が生まれたと考えていました。そして地上はこの悪魔の支配下にあるとされます。

 リプシウスはこのような教父たちの議論とストア派の半神論*1を結びつけることで、この世に悪が存在する理由を説明していきます。

 で、天使と悪魔に関する教父たちの考え方をまとめたのが上の著作のようです。でも日本の図書館にはありません。ドイツのアマゾンでも売り切れ。abebooksで中古市場を見てみましたが見つからず。これはもうid:narrensteinさんに頼むしかないと思ってケルンの大学図書館を見たのですけど所蔵していないようです。あきらめた…。

→入手のメドがつきました。ありがとうございます!

*1:これも実態が不明で困っています。