三津間,セレウコス朝およびアルシャク朝時代の王権の展開と都市バビロン

 お世話になっている三津間氏の博士論文が一般閲覧可能な形で公開されています.

 この論文が扱っている時代のバビロンについては,すでに歴史的重要性を失っているとの考えが根強く,これまであまり歴史学の対象となってきませんでした.この論文では同都市の祭司団が残した『日誌』を史料として用いて,バビロンの実態を探っていきます.