博士論文の6章は、前置き、フェルネル批判、自然発生、動植物の発生、人間の発生と進み、次はいよいよ形成的霊魂についての論述に入ります。ここは初期近代の時点ですでに対立する解釈を生んでいた箇所であるうえに、現代の研究でも正しく理解されていないの…

郄久（中西）恭子「ユリアヌスの宗教復興と真の〈愛智〉―その構想と帰結―」博士論文、東京大学、2011年。 http://web.l.u-tokyo.ac.jp/postgraduate/database/2011/999.html ユリアヌスについての博士論文が出された模様です。要旨からは哲学史にとっても非…