2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
世界霊魂研究も一段落したので、次の課題に取り組まなければなりません。個々の部分の完成度を挙げることよりも、いまは最低限必要となる著作の解読作業を進める必要があります。 というわけで知性論です。知性といっても人間が持つそれではなくて、天にいる…
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC%E3%81%AF%E5%88%86%E8%A7%A3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%97%E3%81%A6%E5%AF%9D%E5%BA%8A%E3%82%92%E7%A2%BA%E4%BF%9D-%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E6%89%8B%E9%A0%86%E8%A7%A3%E8%AA%AC/lm/R317TT7N23LV…
非常にさっぱりした色気も何もない結論になってしまいました。 カルダーノの世界霊魂論へのスカリゲルの批判を検討することによって、彼らが世界の秩序について根本的に異なる考えを有していていた事が分かった。確かに彼らは秩序の保存が最終的には神によっ…
ようやく結論にまで到達しました。なんとか年内のうちに結論の前半部分は書いてしまおうと思います。序文、結論後半部分、議論の流れを乱す恐れのある若干断線気味の部分はあとからまた戻ってくるということで。
「アリストテレスの目的論は人間中心的か?」David Sedley, "Is Aristotle's Teleology Anthropocentric?" Phronesis 36 (1991): 179-96. アリストテレスの目的論が宇宙論的なスケールの下で構想されていたと主張する論文です。この解釈に対しては、アリスト…
Aristotle on Teleology (Oxford Aristotle Studies)作者: Monte Ransome Johnson出版社/メーカー: Oxford University Press, USA発売日: 2008/03/20メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 『アリストテレスの目的論』と…
ラテン語作品の邦語訳を検討する会が三ヶ月振りにありました。前日の作業で疲れ果てていたため、検討中もあまり頭が働かず、かつ最後には少し早めに切り上げさせてもらいました。ご迷惑をおかけして申し訳ない…。
今日も一日私用でした。
明日まで私用のため仕事はできません。
昨日に続いて今日も打ち上げです。今日は非常勤講師の方によるゼミの打ち上げ。なぜか競馬の話で盛り上がりました。いや、競馬って見たことないのですけどね。
今日は指導教員のゼミの打ち上げでした。id:sumidatomohisaさんからオーラルヒストリーの実践話を少しきいたりとか。
うーん、いま書いている箇所は難所です。昨日触れたプラトン写本に付されたスコリアの部分を扱う部分です。しかもそのあとにくるデミウルゴスとアリストテレスの「自然」概念の関係を論じた箇所もまとめるのは至難の業です。これは一段落書くのに頭を抱えて…
寝る前は今年度提出予定の博士論文の草稿を見ていました。イエズス会宣教師たちによる日本への西洋宇宙論の導入を扱ったものです。日本に関する部分については私に言えることはありません。一方西洋哲学の部分については、見た方がよい参考文献やラテン語の…
お昼から夜にかけては『New スーパーマリオブラザーズ Wii』を友人の家でプレイしました。いやぁ、これは名作。あんなに笑いの絶えないゲームってなかなかないですね。「ちょ、お前どけよ!」「あ、いまの協力プレイになってない?」「ああ、そこで待ってて…
Michael J. B. Allen, "The Sublunar Demiurge," in Icastes: Marsilio Ficino's Interpretation of Plato's Sophist (Berkeley: California University Press, 1989), 83-116. 午前中はこれ。『ソピステス』の主要写本に付されたスコリアと、そのフィチーノ…
昨日紹介したグレゴリーの論文は、イタリアのBompianiから出されているEnciclopedia Filosoficaに収録されています。この事典について気になったので調べてみました。 前世紀中頃に出された百科事典の改訂版のようです。全12巻ですでに完結しています。全巻…
さて今日から気を取り直して研究です。まずはグレゴリーによる世界霊魂説の歴史についての概説を読みます。→読みました。よくまとまっていて勉強になりました。 Tullio Gregory, "Anima del mundo," Bruniana & Campanelliana 12 (2006): 525-35. 興味深かっ…
今日から週明けにかけて少しバタバタします。それが終わったらようやく落ちつくかな。
今日はお昼から古代史の論文の検討会でした.時間をかけて練っているうちにだんだんと論旨もはっきりとしてきましたし,英語も(まあ私が判断できるレベルでは)雑誌に載っていてもおかしくないものになってきたと思います.
今日は東京工業大学で発表をしました.多くの人が近現代の,それも日本やアメリカのことを研究している場所なので,話がすべることを恐れていたのですけど,とりあえずある程度は通じたようです.発表が終わった後に少しお茶を飲みながら,『科学史研究』と…