2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧
朝の10時から夜の12時まで研究室でがんばりましたけど、もう一作業必要なようです。明日で終わりで明後日から執筆に戻る予定です。あ、でも火曜日は東京工業大学で発表で、木曜日は古代史関係の論文の検討会か。なんだかんだでいろいろあるな。ちゃんと執筆…
近頃本をいくつか買っていて気が付きました。同じ本ならアマゾンよりも紀伊国屋の方がなぜか少し安い。 たとえばもうすぐペーパーバックが発売されるシライシのカルダーノ研究書。Clock & the Mirror: Girolamo Cardano & Renaissance Medicine (Princeton L…
お昼から同じ研究室に所属する人の論文の直しをはじめ、結局夜までずうっとやっていました。あしたも同じ作業をすることになりそうです。
特にそういうつもりで企画したわけでもないのに、結果的に出産を祝うことになった食事会に行ってきました。プレゼントであるぬいぐるみ(人形じゃないよ!)と花は結構喜んでもらえました。しかしなぜか食事会の料金の全額をお父さんに払ってもらうことにな…
スカリゲルに関する最初のセクションがとりあえず書きあがり、次のセクションに入りました。
今日も朝から博論執筆。→14時半までかけて1000語ほど。
先日日本で行われているカトリック式の結婚式について、カトリック教会に詳しい人に聞いたところ、新郎と新婦がともに信者でなくとも教会で神父による結婚式を行ってもよいという許可が日本に対してだけローマ教皇から出されているそうです。なぜ日本だけか…
昨日はシュタイフでお目当ての人形を買うことができました。寝ている羊のやつです。うーん、かわいい。これはよい出産祝いになりそう。アイデアを出してくれたつのさんはさすがです。
今日は朝からシュタイフという人形屋さんに行ってきます。銀座にお店があるらしい。かわいいのを買うぞ。 電車の中では Nancy G. Siraisi, "Cardano, Hippocrates, and Criticism of Galen," in Girolamo Cardano: Philosoph, Naturforscher, Arzt, ed. Eckh…
カルダーノの節を何とか書き終えました。この節はこれまで言われていたことを少しだけ違う角度から述べているだけなので、特にオリジナルな作品となっているとは言えないのですけど、その次に来る記述のためにはどうしても必要なのですよね。 今回分かったの…
Massimo Luigi Bianchi, “Scholastische Motive im ersten und zweiten Buch des De subtilitate Girolamo Cardanos,” in Girolamo Cardano: Philosoph, Naturforscher, Arzt, ed. Eckhard Keßler (Wiesbaden: Harassowits, 1994), 115–130. カルダーノがア…
Mulsow の熱についての研究を読んで、id:Freitagさんと少し議論しました。いろいろ問題を含んだ研究ですけど、勉強になることもたくさん書いてあります。
熱を魂と同一視するカルダーノの理論の特徴を記述するところを書きあぐねています。まず中世以来、熱をはじめとする一次性質は魂の道具であると考える見解が主流であったと書き、その後ルネサンスのプラトン主義者であるフィチーノですら熱を魂の道具とみな…
週末に二次文献を読み返し、月曜日からはとにかく執筆。なんか最後の方は文章が支離滅裂になってしまった気がします。とりあえず『精妙さについて』で展開される熱と霊魂についての議論はなんとかまとめたかっこうにしました。最後に彼の世界霊魂論の特徴を…
現在仕分されております。若手研究者向けの予算。「ドクターを取った人間だけ手厚く保護する必要があるのか」。→今日の分は終わりました。集計結果は以下の通りです。 予算要求通り 2名 予算計上見送り 1名 予算縮減 1−2割縮減 4名 3分の1縮減 3名 半額 3名 …
朝から博論の執筆です。午前中は500ワードほど書きなぐりました。議論の進行としては『魂の不死について』→『精妙さについて』→『魂の不死について』になるかと思います。内容としては世界霊魂の起源について→世界霊魂が熱であるかについて→世界霊魂と人間知…
p. 203-204 魂の不死性についてのプラトンの見解を『国家』、『ティマイオス』、『ファイドン』、『アルキビアデス1』に沿って解説している。カルダーノ自身の見解が示されているわけではない。p. 206 同じくプラトンの見解の解説。ディオゲネス・ラエルテ…
id:Freitagさんと一時間ほどチャットして、カルダーノの世界霊魂論について議論しました。議論したというより私が一方的にいろいろ教えてもらったというのが正確ですね。当時の霊魂論の中でのカルダーノの独自性と、それに反発して形相の宗教を守ろうとする…
カルダーノが世界霊魂をそれなりに詳しく論じているのは、『魂の不死について』であることが分かりました。FrangoAngeliから出ている校訂版のページ数で引くなら、203-204, 206, 292-93, 309, 312-14, 394 (spiritus immundi)が重要な箇所になりそうです。こ…
桑木野幸司、「建築的記憶術、あるいは魂の究理器機 初期近代の創造的情報編集術とムネモシュネの寵児たち」『思想』1026 (2009)、27-49頁。 イェイツとロッシの作品以来、欧米では記憶術に関する研究が大幅に進展したにもかかわらず、日本ではその進展が的…
一七世紀科学革命 (ヨーロッパ史入門)作者: ジョン・ヘンリー,東慎一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/05/28メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (13件) を見る 授業でこの本を輪読しています。 本書の第4章では魔術的伝…
遅くなりましたけど、10月に手に入れたものを挙げておきます。 『懐疑主義と正統派信仰 セクストゥス・エンピリクスの読者としてのジャンフランチェスコ・ピコ』 Cao, Gian Mario. Scepticism and Orthodoxy: Gianfrancesco Pico as a Reader of Sextus Empi…
イタリア広場作者: アントニオタブッキ,Antonio Tabucchi,村松真理子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2009/09/01メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (8件) を見る イタリア広場 - 白水社 アントニオ・タブッキ著,村松真理子訳 『イタリア…
Long Commentary on the De Anima of Aristotle (Yale Library of Medieval Philosophy Series)作者: Averroes,Richard C. Taylor出版社/メーカー: Yale University Press発売日: 2009/10/20メディア: ハードカバー クリック: 9回この商品を含むブログ (3件)…