2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

開通

ようやく自宅からインターネットに接続できるようになりました。引っ越すときにはいつも対応が遅れて入居当初はしばらく通信環境が整わないという羽目に陥ります。→強引にケーブルを引っ張ってメインマシンからもつなげるようにしました。あとひとつルーター…

秋山、『ハンガリーのギリシア・カトリック教会』

ハンガリーのギリシア・カトリック教会―伝承と展望作者: 秋山学出版社/メーカー: 創文社発売日: 2010/09メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 非常に興味深く、また貴重な研究書が出されました。著者の秋山さんは西洋古典学を専…

近刊作品ピックアップ

『史学雑誌』の史学文献目録「西洋史III」から気になる作品を抜き出しておきます。 飯塚、L. スプルイトにおけるSpecies Intelligibilis の一考察 http://ci.nii.ac.jp/naid/120002223838 長井、プロソポグラフィとミクロの社会史 http://ci.nii.ac.jp/naid/…

ウォーバーグ恐るべし

この前ヒロさんと話していた時に「ウォーバーグ研究所の紀要から出る予定の私の論文ですけど、もうずっと音沙汰ないですね。研究所自体の存続が危ぶまれていますし、雑誌の編集どころではないんじゃないですかねぇ」みたいなことを私が言っていました。 そう…

地球外生命体の歴史

Isis(科学史の専門誌)の書評を見ていたら、地球外生命体についての発言を集めた資料集が紹介されていました。The Extraterrestrial Life Debate, Antiquity to 1915: A Source Book作者: Michael J. Crowe出版社/メーカー: Univ of Notre Dame Pr発売日: 2…

Jayne, Plato in Renaissance England

http://www.amazon.com/gp/product/9048144566/ref=pe_5050_17315680_snp_dp 何やら素性が分からない本の新刊情報が舞い込んできました。これは1995年に出されたものの増補改訂版でしょうか? Plato in Renaissance England (International Archives of the …

Kölbel-Ebert, Geology and Religion

こちらもIsisの書評から。Geology and Religion: A History of Harmony and Hostility (Geological Society Special Publications)作者: Martina Kolbl-Ebert出版社/メーカー: Geological Society Pub House発売日: 2009/05/15メディア: ハードカバーこの商…

モントリオール原稿修正

今日はヒロさんからモントリオールでの発表原稿についてコメントをもらいました。いつもながらどうもありがとうございます。

ニュートン『ガリレオの振り子』

ガリレオの振り子―時間のリズムから物質の生成へ (叢書・ウニベルシタス)作者: ロジャーニュートン,Roger G. Newton,豊田彰出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2010/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 本屋でこんな新刊が出てい…

信原『脳神経科学リテラシー』

脳神経科学リテラシー作者: 中澤栄輔,鈴木貴之,立花幸司,植原亮,永岑光恵,信原幸弘,原塑,山本愛実出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/10/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (6件) を見る 立派な本が発売…

草稿にコメント

何かものを書いているあいだは読むことができないのでブログの更新も滞ってしまうわけですが…。といいつつ今日はヒロさんがモントリオールのために準備している発表原稿を読んでコメントをしました。主に議論の流れについて数点です。しかしガファレルという…

中世哲学会第59回総会・大会

11月6日と7日に東京大学本郷キャンパスにて中世哲学会の総会・大会が開かれます。別の用事が入っているので残念ながら私は出席できません。発表の中では神田愛子さんの「マイモニデスにおける神と人:『迷える者の道案内』III:51より」に興味をひかれます。…

『ギリシャ・ローマ文学:韻文の系譜』復刊希望

ギリシャ・ローマ文学―韻文の系譜 (放送大学教材)作者: 逸身喜一郎出版社/メーカー: 放送大学教育振興会発売日: 2000/04メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る 衝撃的なことに逸身喜一郎『ギリシャ・ローマ文学:韻文の系譜』が…

原理は単一か複数か ライプニッツとスカリゲル

ライプニッツ「唯一の普遍的精神の説についての考察」を読みました。工作舎から出ている『ライプニッツ著作集』の第8巻に収録されています。1702年ごろベルリン近郊で書かれたそうな。前期哲学 (ライプニッツ著作集)作者: ゴットフリート・ヴィルヘルムライ…

今ある世界は最善か - ラブジョイ『存在の大いなる連鎖』第2講より

存在の大いなる連鎖 (晶文全書)作者: アーサー・ラヴジョイ,内藤健二出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1975/01メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (16件) を見る 思想史の古典中の古典『存在の大いなる連鎖』の前半部分を読み返しました。…

『科学史研究』第49巻(No. 255)2010年秋号目次

研究室に行ったところ住田さんが『科学史研究』の最新号を持ってきてくれていました。論文4本、入門1本の充実した内容となっております。 論文 日本における写真レンズ技術の進歩:軍需主導による発展と工学設計における独創性の萌芽(1925-1945年) 池上俊…

プラトンがデモクリトスの著作を焼き払おうとしたという伝承

ニーチェを読む暇があったら、さっさと英語を読めるようにした方がいい 読書猿Classic: between / beyond readers 古代ギリシアの哲学者では、プラトンとアリストテレス以外が書いたものは、ほとんど断片しか残っていないが、プラトンには、自分が一番の哲学…