2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧
Historisches Wörterbuch der PhilosophieのUrsache/Wirkungの項目(S. 377-399)を読みました。古代からマッハまでの原因論がまとめられています。 この『哲学歴史事典』は、特定の概念の歴史を見るときには非常に便利で愛用しています。日本語だと、『観念…
僕の要望が聞き入れられて(めでたい)、id:kamo_negitoroさんがブログでドイツ語の文法書を紹介してくれています。これは必見。 ところで「中規模の文法書は役に立たない」と僕が考えているのは、ラテン語でひどい文法書を持っているからです。有名だと思い…
wikipediaの項目によると、英語で書かれたドイツ語の文法書で一番包括的なものはGrammar of the German Language作者: George Oliver Curme出版社/メーカー: Ungar Pub Co発売日: 1952/06/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るだそう…
ドイツ語に2格支配の前置詞というものがあります。代表的なのはstatt「〜の代わりに」というやつです。statt meiner kommt er. 私の代わりに彼が参ります。その他にもvermöge「〜の力で、〜によって、〜のおかげで」, kraft「〜〔の力〕によって、〜に基づい…
中辞典はメリットがないなどと書いておいて、なんなのですが、ロワイヤル仏和中辞典作者: 田村毅,恒川邦夫,春木仁孝,倉方秀憲,吉田城出版社/メーカー: 旺文社発売日: 2005/02/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (20件) を見る…
『中世からニュートンまでの原子論の歴史』 Kurd Lasswitz, Geschichte der Atomistik vom Mittelalter bis Newton (Hildesheim: G. Olms, 1963; originally published in 1890), 126-183.をなんとか読みました。ガッサンディに関する部分です。ガッサンディ…
ドイツ語修行のために読みたい本を研究仲間に提案されたら、あっさり拒絶されました。やっぱり僕の趣味がおかしいのか。。。絶対上達すると思うんですけど。
他所でも書いたのですが、オックスフォード大学出版局がセールをしています。びっくりしてしまうのですが、Oxford Latin Dictionary(OLD)が125ドルで出ています。日本のアマゾンでは3万9千円という値がついています。 http://www.us.oup.com/us/catal…
以前からドアノブでどうやって自殺をするのか不思議でした。多少ウェブ上で調べたところによると、失敗する確率がかなり高い(ドアノブから紐が抜ける)とはいえ、それなりに死んでしまうようです。 だからといってドアノブをなくすわけにもいかないんですけ…
独和大辞典コンパクト版 〔第2版〕作者: 国松孝二出版社/メーカー: 小学館発売日: 1999/11/01メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (44件) を見るいまさらながら、本当にいまさらながら買いました。最初に変換したとき「毒話題辞典」と出た…
三津間康幸/石渡巧「「カルカー・ド・ベート・スロークとその他の殉教者達の歴史」訳注・1」『エイコーン』, 31 (2005): 61-77.の抜き刷りをいただきました。どうもありがとうございます>MITさん。
ラテン語作文をやるふりをしながら、Anneliese Maier, “Die Mechanisierung des Weltbilds im 17. Jahrhundert” in Zwei Untersuchungen zur nachscholastischen Philosophie, 2. Auflage (Roma: Storia e Letteratura, 1968) : ?-?を部分的に読みました(ペ…
もしかしたら首相が靖国参拝をすると、こういう施設を作らざるをえなくなる、という点でプラスの面があるのかもしれません。もちろん、この手の施設の建設自体に反対する人もたくさんいますけど。 しかし無宗教(あるいはあらゆる宗教に開かれた)追悼施設を…
社会保障費の現状を考えるとやむをえない気がしますけど、どうなのでしょう。しかしグーグルデスクトップのニュース欄が軒並み消費税の話になっています…。
「最近の哲学者たちはみな、自然学が機械的に(mechanice)に説明させることを望んでいる」というのは、ライプニッツ(1646-1716)の言葉です。こういう言葉から「初期近代に世界観の機械論化が起こった」という有名なテーゼが登場します。この路線の代表的…
古代史研究や史学史研究で知られるアルナルド・モミリアーノの重要文献を整理する。日本語で読めるものは以下のとおり。伝記文学の誕生 (1982年) (東海選書)作者: A.モミリアーノ,柳沼重剛出版社/メーカー: 東海大学出版会発売日: 1982/01メディア: ?この商…
Rethinking Scientific Revolution作者: Margaret J. Osler出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2008/08/21メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見るに収録されている Margalet J. Osler, The Can…
教文館(銀座にある書店でキリスト教関係の本に強い)のサイトに紹介があります。 http://www.kyobunkwan.co.jp/FBooks/special/c_h_christianity.html 教文館のカタログに書かれている紹介文を、長いですが引用しておきます。 イエス・キリストの時代から現…
Gottlob Frege: Critical Assessments Of Leading Philosophers 4 volume set作者: Michael Beaney,Erich Reck出版社/メーカー: Routledge発売日: 2005/12/07メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るこんなのが出ます。フレーゲ研究者は必…
id:kamo_negitoroさんが、第2外国語に関して書いていたので、関連する話題を。 先日紹介した The Cambridge History of Philosophy 1870?1945作者: Thomas Baldwin出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2003/11/27メディア: ハードカバーこ…
こんな映画を見てきました。オスカーワイルドという小説家の作品が原作です。個人的には楽しかったのですが、一緒に見に行った人にはあまり満足してもらえなかったようで・・・。申し訳ない。。。
フランス革命 (ヨーロッパ史入門)作者: T.C.W.ブラニング,天野知恵子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/27メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見るを読みました。面白い。フランス革命を研究したくなりま…
民主党のキャッチコピー「日本を、あきらめない」は不評だったようです。共産党の「確かな野党が必要です」が受けたのとは対照的。
The Cambridge history of philosophy 1870-1945 / edited by Thomas Baldwin. http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA6534916Xの書評がBritish Journal for the History of Philosophy, 13 (3) 2005: 543-562に出ています。長い書評ですが、なかな…
ライプニッツに『神さまは世界霊魂ではない』というタイトルそのままの作品があるみたいです。http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA01427966この全集のどこかに入っているようですけど・・・。
今日の産経新聞に、このニューヨークタイムズの社説を批判する記事が載っていました(産経抄)。http://www.sankei.co.jp/news/column.htm 小泉純一郎首相の靖国参拝をとらえ、「日本軍国主義の最悪の伝統を公然と奉ずる挙に出た」と主張する新聞がある。ア…
ホッブズの『市民論』を少しばかり読んでいたのですが、とてもわかりやすいラテン語です。しかもうまい。ガッサンディとはえらい違いです。それはともかくホッブズに関して、日本語でいいサイトはないかな、と探しています。簡単な紹介とインターネット上の…
今日が締め切りなので僕と同じ大学の同じ学部に所属している人は注意してくださいね。
いまさら、グーグルデスクトップをダウンロードしました。これはすごい。。。ただどんどんニュースが入ってきて、作業どころではなくなってしまうのはいかがなものか。。。 先日開始したグーグルアースも各国から苦情が来ているようです。便利すぎるというか…
ここまで出していないなんてことはないでしょうけど。。。→出してきました。