2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧
Jacob Schegk, De plastica seminis facultate libri tres (Strasbourg: Bernard Jobin, 1580), sigs. H3r–H4r. したがって、身体から離れており、他のなにかの助けもなくすべてを知る知性は、知的形象をつくりだしたり、形象を受けいれたりする力を有してい…
Jacob Schegk, De plastica seminis facultate libri tres (Strasbourg: Bernard Jobin, 1580), sigs. H2r–H3r. realiter に異なる二種類の知性のうち、感覚能力との複合体である受動知性は、永遠ではないし、身体からも分離していない。それが永遠でないの…
Jacob Schegk, De plastica seminis facultate libri tres (Strasbourg: Bernard Jobin, 1580), sigs. H1r–H2r. 感覚能力と複合体を形成している受動知性があるために、人間霊魂は(というより人間は)本質的にひとつのものとして感覚し、かつ思惟していると…
Jacob Schegk, De plastica seminis facultate libri tres (Strasbourg: Bernard Jobin, 1580), sigs. G8r–H1r. 私たちが思惟するにあたっては、形相因・作用因にあたるものと、器官として機能するものの二つがはたらく。このうち前者が能動知性であり、後者…
Jacob Schegk, De plastica seminis facultate libri tres (Strasbourg: Bernard Jobin, 1580), sigs. G7r–G8r. スカリゲルは『顕教的演習』のなかで次のように述べている。 だが多くの困難と異議により、この能動知性というのはあるいは余計なものであるか…
Jacob Schegk, De plastica seminis facultate libri tres (Strasbourg: Bernard Jobin, 1580), sigs. G6r–G7r. シェキウスによれば、アヴェロエスがもちだす光・目と能動知性・人間霊魂の類比はなりたたない。なぜなら事物を視認可能にする光は、それ自体な…
Jacob Schegk, De plastica seminis facultate libri tres (Strasbourg: Bernard Jobin, 1580), sigs. G5r–G6r. 霊魂分生説と原罪の問題についてこれ以上は哲学の素養のある神学者にまかせるとして[ただあとで原罪の問題は再度あらわれる]、シェキウスはふ…
Jacob Schegk, De plastica seminis facultate libri tres (Strasbourg: Bernard Jobin, 1580), sigs. G3v–G5r. 著作の原稿を提出したので、続く発表と論文執筆のための読書を開始する。題材はヤーコプ・シェキウス(1511–1587)が1580年に出版した『種子の…
西洋哲学史 3 「ポスト・モダン」のまえに (講談社選書メチエ)作者: 神崎繁,熊野純彦,鈴木泉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/06/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る 楠川幸子「近世スコラ学…
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