2008-01-01から1年間の記事一覧
ここ数日、すっかり年末気分でだらだらしてしまっています。気を取りなおしてアリストファネスの『蜂』の読書界に参加してきました。岩波から新しく出ている全集版の翻訳は、中務哲郎氏によるものです。注が訳文のすぐ下についていて読む際には便利であるも…
Freitagさんのレオニチェノ論文の後半部の検討を終えました。ラテン語の解釈でいくつか難しいところがあって、そこはとりあえず保留。
「私はお金を持っている人が好きなんです!」 お嫁さんどころではない衝撃を受けました…。
私が愛用しているデスクトップマシンは、Celeron(R) CPU 3.06GHz, 0.99 GB RAM という性能で、これだと OCRをかけたPDFファイルのページを高速でめくれない。 Word 2007の立ち上がりが遅い。 Youtubeの最高画質の動画は動かない。 メッセンジャーやスカイプ…
お嫁さんになるのが夢だと言っている女性をはじめてみました。ところで私は幼稚園の頃、将来の夢は警察犬だと言っていました。
Takahashi, Adam. “Nature, Formative Power and Intellect in the Natural Philosophy of Albert the Great.” Early Science and Medicine 13 (2008): 451-81. 大学の図書館に、アダムさんの論文が収録されたEarly Science and Medicineの最新号が入ってい…
死闘の末、渡辺竜王が勝利しました。3連敗後の4連勝で防衛というのは将棋史上はじめてだそうです。第7局は終盤に入るまで羽生名人有利で進んでいましたが、竜王の粘りが名人のミスを誘い、最終的には王手飛車が決まり初代永世竜王誕生となりました。いやぁ、…
午前中はid:Freitagさんのレオニチェノ論文の最終確認をしていました。もうほとんど注文をつけるところはないとはいえ、ギリシア語を見ないといけない個所が多くて時間がかかります。ところでギリシア人注釈家を引用するときは行数も引くべきなのでしょうか…
『古代哲学の復興ガイド』 James Hankins and Ada Palmer, The Recovery of Ancient Philosophy in the Renaissance: A Brief Guide (Florence: Olschki, 2008). すね当て美しき隊長の手を借りて、ついに入手いたしました。
標準ラテン文法作者: 中山恒夫出版社/メーカー: 白水社発売日: 1987/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 友人がラテン語の勉強をはじめたいというので教科書として推薦しようとしたら、何と現時点で「中古商品1点¥ 10,000より」となって…
今日はピカソ展を鑑賞した上に、白ばら合唱団定期演奏会を聴きに行くという二本立てでした。なんという文化的な最低限度の生活。といっても私はピカソを見ていても、「これなら私にも書けるんじゃね?」とか「この目のきらめき具合は漫画っぽいな」とかそう…
『パドヴァにおける技芸と科学』(73年) 『タッデオ・アルデロッティとその弟子たち』(81年) 『ルネサンスイタリアにおけるアヴィセンナ』(87年) 『中世と初期ルネサンスの医学』(90年) 『時計と鏡。ジロラモ・カルダーノとルネサンス医学』(97年) …
ニコニコ動画でユーザー生放送サービスが開始されたので友人を誘ってさっそく使ってみました。大体こちらが話してから約5秒後に、動画から自分の音が聞こえてきます。 とりあえずとっさに思いつく使い道としては、今各所で行われているネットラジオの配信の…
Philosophia perennis: Historical Outlines of Western Spirituality in Ancient, Medieval and Early Modern Thought (International Archives of the History of Ideas Archives internationales d'histoire des idées)作者: Wilhelm Schmidt-Biggemann出…
Alverny, Marie-Thérèse d’, S. van Riet, and Pierre Jodogne. Avicenna Latinus: codices. Louvain: Peeters, 1994. シリア語文献学の先生が取り寄せていたので、私も入手しておくことに。
渡辺竜王の会心譜。羽生名人がここまで大差をつけられて負けたのははじめてみました。あと1つ。これはもう防衛ですよ。
イスラム学研究室所属の友人の修士論文がようやく完成しました。収穫として,シャムスッディーン・ムハンマド・イブン=ハムザ・ファナーリー(1431年没)の存在一性(一元)論についてかなり詳しくなりました。時代がこのあたりまで下ると,使われている語…
The Cambridge History of Jewish Philosophy: From Antiquity through the Seventeenth Century作者: Steven Nadler,T. M. Rudavsky出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2008/12/15メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブロ…
今日は1日かけて,文学部イスラム学研究室に今年提出予定の修士論文にコメントを付けました。アラビア語がまったく理解できない私にできることは限られていますけど,とりあえずやれる範囲で論述の不自然なところを中心に指摘を行いました。
東京大学の駒場キャンパスでは教養学部報という冊子を毎月出しています。その最新号である第516号に三谷博氏が「日本の大学は世界の中にあるのか」という記事を寄せられています。 三谷氏はこの1年間ほどハーヴァードに滞在して研究をしており,帰国したとこ…
遅めに起床。最後にもう一度確認して,論文の校正指示を送りだしました。あと抜き刷りをいっぱい注文しました。ええ,ハチ公前あたりで配っても大丈夫そうなくらい。
昼食休憩に入った時点(75手まで)では渡辺竜王が圧倒的優勢を築いているように見えますが…。これは2連勝いけるんじゃないかな。→圧勝でした。あと2つ…
先輩と一緒に現在執筆中の論文の検討会を行いました。いろいろと修正点が出てきます。
id:Freitagさん編集のゲマ論集をついに手に入れました!美しい装丁ですね。私も多少編集のお手伝いをさせていただいたので,序文に名前が登場します。次はこれを図書館に入れてもらえるかどうか打診してみましょう。
月末だから、というわけはまったくなく、単純に人の代役を引き受けたということで、今日は両国まで芝居を見てきました。『黄金の猿』というタイトルで間に休憩をはさんで三時間近く続く長いものでした。
Lefèvre d’Étaples, Jacques. The Prefatory Epistles of Jacques Lefévre D’Etaples and Related Texts, ed. Eugene F. Rice, Jr. New York: Columbia University Press, 1972. 主としてルフェーブルが自身が執筆や校訂を手掛けた作品に付した序文や,彼…
JHIから校正のためのファイルが送られてきました。なぜか執筆者名が Kuninobu Sakamoto という正しい表記になっています。提出した原稿の執筆者名欄も,メールアドレスもすべて Kuni Sakamoto で通してあるのにどうして本名が分かったんだろう…。謎が深まり…
On the Dignity of Man: On Being and the One : Heptaplus (Hackett Classics)作者: Pico Della Mirandola,Giovanni Pico Della Mirandola,Paul J. W. Miller,Charles Glenn Wallis,Douglas Carmichael出版社/メーカー: Hackett Pub Co Inc発売日: 1998/03/…
とりあえず論文の骨格だけはできました。まずはラテン語の構文の取り違えがないか確認してもらうために,ローマの修辞学が専門の人にファイルを送付しました。
結論まで到達しました。でもこれを書きあげるためにはいくつか見ないといけない資料があるので,今週は本文を直しながら資料の到着を待ちましょう。必要な資料はピコとルフェーブルの著作です。