恋の技法

 オウィディウスというローマの詩人に『恋の技法』という作品があります。全3巻からなり、1巻と2巻では男の人がどうやって女の人をゲットするか、3巻では女の人がどうやって男の人をゲットするかが歌われています。
 これの第1巻の375行目以下で「夫のいる女性と愛人関係になるときに、その間を取り持ってくれている小間使いと肉体関係を持ってもいいか」という問題が熱く語られています。そしてここが難しいのです。。。注釈書ではろくに触れられていませんが(古典学者というのは肝心のところは書かない←偏見)、どう考えてもうまく解釈できません。明日古典学科の人と熱く議論してくる予定です(何をやっているのか…)。