The Cambridge Companion to the Stoics (Cambridge Companions to Philosophy)
- 作者: Brad Inwood
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2003/05/05
- メディア: ペーパーバック
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おなじみのコンパニオンシリーズから、「ストア派の神学」 Keimpe Algra, "Stoic Theology", 153-178を読みました。
神についてのストア派の考えが簡単に解説してあります。ストア派は神の存在をどのように証明したのか。ストア派は神の本性をどのように考えていたのか。ストア派は神に関する自分たちの説から生じる難点にどのように対処したのか。以上の点がまとめられています。
個人的に役に立ったのは注の部分です。神的なことがらについてのセネカの議論がプラトン主義の影響を受けているという論点については、以下の文献に当たるとよいとされています。
- Adolf Bonhöffer, Epictet und die Stoa: Untersuchungen zur stoischen Philosophie (Stuttgart: F. Enke, 1890), 78.
- Pierluigi Donini, " L'eclettismo impossibile: Seneca e il platonismo medio", in Modelli filosofici e letterari: Lucrezio, Orazio, Seneca, ed. Pierluigi Domini and G. G. Gianotti (Bologna: Pitagora Editrice, 1979), 151-274.
