Leijenhorst, The Mechanization of Aristotelianism

The Mechanisation of Aristotelianism: The Late Aristotelian Setting of Thomas Hobbes's Natural Philosophy (MEDIEVAL AND EARLY MODERN SCIENCE)

The Mechanisation of Aristotelianism: The Late Aristotelian Setting of Thomas Hobbes's Natural Philosophy (MEDIEVAL AND EARLY MODERN SCIENCE)

 ホッブズの哲学へのスコラ哲学の影響を調べた研究書です。基本的にデカルト学者たちのスコラ哲学理解を踏襲しているため、コインブラが主なソースとして使われています。

 つまらないかな、と思っていましたけど、読み始めてみると案外面白いです。フラカストロの species 論がホッブズに継承されたという下りは興味深い。

 ところでホッブズの『物体論 De corpore』は、どこかの紀要で訳出されていたと記憶しています。どこでしたっけ…。