エウリピデス『メーデイア』

 今年の夏は、ギリシア悲劇*1の読書会があって、エウリピデスの『メーデイア』を扱います。僕もギリシア語はほとんど読めないのに参加するのですが、主催者の人は古典学者(の卵)なので、一回に200行は読みたいとか言ってます。でもそんなに進まないですよねぇ(と願いたい)。

 テキストは

Euripides' Fabulae (Oxford Classical Texts)

Euripides' Fabulae (Oxford Classical Texts)

を使い、注釈としては
Euripides: Medea (Cambridge Greek and Latin Classics)

Euripides: Medea (Cambridge Greek and Latin Classics)

を使います。参加者集まるのかな・・・。木曜日から開始です。興味のある人はぜひ(誰に言っているんでしょう)。

 なお、この『メーデイア』にはラテン語訳があります。

George Buchanan Tragedies

George Buchanan Tragedies

 訳した人はジョージ・ブキャナン (Goerge Buchanan 1506-1582) というスコットランドの人で、他にも同じエウリピデスの『アルケスティス』という作品を翻訳しています。当代一のラティニストとして知られ、自ら演劇も書いているようです。

 http://www.clanstirling.org/Main/lib/photos/GeorgeBuchanan-1840sPrint.html

 ↑ブキャナンはこんな顔。

*1:ギリシャと書くべきかいまだに迷っています