蓑田胸喜

丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム (中公新書)

丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム (中公新書)

 これを読んでいると、蓑田胸喜(みのだきょうき)という人物が出てきました。平行して読んでいる立花隆天皇と東大』でもこの蓑田は大きな扱いを受けています。
 で、僕はこの人物について聞いたこともありませんでした。竹内氏は「今本書を手にしている多くの読者、とくに若い読者はおそらく、蓑田の名前を耳にしたこともない人が多いだろう」と書いています。僕はすでに若くはないかもしれませんけど、とにかく蓑田についてはぜんぜん知りません。

http://www.kashiwashobo.co.jp/cgi-bin/bookisbn.cgi?cmd=d&isbn=4-7601-2585-X&backlist=1

 全集も出されているようです。

戦後の左翼・自由主義的知識人が最も激烈に怖れ、断罪し、唾棄してきた狂信的右翼の極北、蓑田胸喜旧制高校時代から最晩年に至る蓑田の思索の全貌をはじめて提示し、昭和思想史の読み直しを迫る。『原理日本』総目次付き。