動物論

Aristotle's Zoology and Its Renaissance Commentators (1521-1601) (Ancient & Medieval Philosophy, Series 1, 27)

Aristotle's Zoology and Its Renaissance Commentators (1521-1601) (Ancient & Medieval Philosophy, Series 1, 27)

 熟読したわけではないけれど、とりあえず今の自分に必要な情報は仕入れたつもりになりました(ほんまかいな)。非常に分析の対象が限定されているので、深い議論を期待して読むとあてが外れます。でも、「動物論への注釈書」と分析対象を限定すれば、こういう扱いになるのも当然なのかもしれません。
 1520年から1600年あたりまでに書かれた、アリストテレスの動物関係の著作への注釈書を扱っています。よく考えてみるとわずか80年くらいのなのですね(わずかではないか)。著者によればこの80年の間に、アリストテレスの動物論への注釈書が書かれはじめ(ポンポナッツィからスタート)、そしてそれ以後は書かれなくなったということです。