Siraisi, History, Medicine, and the Traditions of Renaissance Learning

History, Medicine, and the Traditions of Renaissance Learning (Cultures of Knowledge in the Early Modern World)

　書評を書くために読みはじめました。扱われているのは1450年から1650年にかけて医学のバックグラウンドを持ちつつ、歴史的な題材を扱った著作をあらわした人々です。この種の人物たちの著作を検討すると何がわかってくるのか。まだイントロと第1章しか読んでいないのではっきりとしたことはわかりません。ただ歴史学と故事考証学の関係、年代学と占星術の関係など、モミリアーノやグラフトンが扱ってきた問題について、シライシが医学の側面から光を当てようとしているのが分かります。