学会終了

 学会も無事終わり東京に帰ってきました。

 今回の科学史学会での私の発表は初日の最初であったということもあり、聴衆の数が少なかったです。いや、まあ発表の内容自体が面白くなさそうという要因もあったのでしょうけど…。

 これまでの経験から判断するに、2日に渡る学会では2日目より1日目に発表した方が断然よいのですけど(発表について多くの人と話せる)、同じ1日目でも午前の最初よりは、午前の最後や午後の最初の方がより多くの人に聞いてもらえるため望ましいようです。

 発表については、話す速度が速すぎたと反省しています。特に科学史学会で通じやすい話題ではなかったのだから、なおさらゆっくりと話すべきでした。具体的にやるべきだったのは、原稿を準備する時点で3500文字位にまで絞るべきでした。

 質疑応答では

  • 粒子概念を用いた人間をアリストテレス主義者として分類するのはどういうことか
  • 不完全な形相という概念は何なのか

という指摘を受けました。前者については比較的容易に説明できます。一方、後者についてはかなり説明が難しかったです。今後もっと詰める必要がありますね。