6月5日に吉本先生のゼミでフランシス・ベーコンとテレジオの関係について発表することになっています。そのための準備を今日になってようやくはじめました。うーん、どう考えても時間が足りない…。でもなんとか形にしないといけません。
まずは最前線の研究を抑えるということで、
Late Medieval and Early Modern Corpuscular Matter Theories (MEDIEVAL AND EARLY MODERN SCIENCE)
- 作者: Christoph Luthy,John E. Murdoch,William R. Newman
- 出版社/メーカー: Brill Academic Pub
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: ハードカバー
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に収録されているManzoの論文を読みました。ベーコンの原子論に対する立場を時系列順に検討していきます。素晴らしい出来です。
これを読んでいてベーコンの原子論について他に
- 『フランシスベーコンの哲学における古代原子論の側面』Benedino Gemelli, Aspetti dell'atomismo classico nella filosofia di Francis Bacon e nel Seicento (Florence: Olschki, 1996).
という研究書があることを知りました。この本は日本の図書館には所蔵されていないようです。買うしかないですな…。
で、まあ先行研究の吟味は少しずつやるとして一次資料を読みはじめました。
Philosophical Studies C.1611-C.1619 (Oxford Francis Bacon, Vol 6)
- 作者: Francis Bacon,Graham Rees
- 出版社/メーカー: Clarendon Pr
- 発売日: 1996/05/23
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これに「クピドと天の寓話に基づいた諸原理と起源について、あるいはパルメニデス、テレジオ、そしてとりわけデモクリトスの哲学について」という表題からしてなんだかあっちの世界に飛んでしまっている香りがする論考が収録されています。まずはこれから攻めたいと思います。
3分の1ほど読みました。これは楽しい。読んでいて幸せな気分になります。