日本18世紀学会に行ってきました

 今日は朝から日本18世紀学会の大会にお邪魔してきました.聞いた発表は以下の二つです.

  • 有賀 暢迪「言語から見たベルリン科学・文学アカデミー、1746-66年」
  • 桑原 俊介「シュライアマハー解釈学における予見(Divination)の方法の歴史的系譜―― Fr・A・ヴォルフおよびFr・シュレーゲルという二人のKritikerの視点から」

 二番目の桑原氏の発表は素晴らしかったと思います.哲学や神学と結びつけられて通常は理解されているシュライアマハーの解釈学が,実はヴォルフが提唱していた文献学から大きな影響を受けていたことを明らかにするものでした.日本語で発表するだけでなく,すぐにでも英語かドイツ語に直して投稿するべきだと思いました.