午前中から夕方にはかけては長期休み恒例の古典語読書会でした。今回は午前中にギリシア語の動詞の活用の仕組みを教えてもらい、午後はラテン語やギリシア語の作品を読んでいます。
古典ギリシア語の動詞の動詞活用を学ぶというのは、例えばmeno^という動詞がアオリストだとemeinaになるのを説明するために、シグマの脱落の規則とそれに伴う代償延長について知るということです。このようにして単に活用の規則を覚えるのではなく、可能な限りなぜそのような形になるのかということを、時に印欧語の基礎にまで立ち返るなどしながら身につけます。
分かっていない私が書いても、なんだかカッコよさげですね!とはいえ本当にカッコいいのは教材を用意してくれて講義をしてくれている人であって、私はと言えばただただほーっと聞いているだけで、印欧語比較文法のことなどは何も理解していないのだ。
しかしこういう分野をかじると高津春繁というのはすごい人だったのだなと思います。いやー、『印欧語比較文法』は一見の価値ありですよ。見るだけで研究する気を失わせる本というのもめずらしい。
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