Des Chene, Physiologia

Physiologia: Natural Philosophy in Late Aristotelian and Cartesian Thought

Physiologia: Natural Philosophy in Late Aristotelian and Cartesian Thought

 今週の課題図書の1つの挙げたDes Cheneの著作を読んでいます。16世紀後半から17世紀前半にスコラ学者たちによって書かれた書物で、自然哲学の基本問題がどのように論じられていたかを明らかにしようとするものです。非常によく書けていると思います。現代の目で重要に見える個所を取り上げるのではなく、当時の彼らにとって解決すべきことと感じられた課題を丁寧に解説してくれています。こういうところに資料に深く潜っている人ならではの凄みが現れますね。

 この本で見れていない点を見るというのが私の課題の1つとなりそうです。