- 作者: Martin Lenz,Isabel Iribarren
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 2008/02/13
- メディア: ハードカバー
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この本の63-71頁に収録されているJohn Marenbonの論文です。
12世紀の論者の多くは、天使が体を持つと考えていた。これに対してアベラールは天使は霊的な存在なので体を持たないと主張した。体を持たない以上場所を占めることはない。ただし天使が何らかの活動をたとえば甲という場所で行うときは、その活動を乙という場所で同時に行うことはない。この意味で天使は場所的に限定されうる存在である。
引用されている重要な論文としては次のものがあります。
- Barabara Faes de Mottoni, "Discussioni sul corpo dell'angelo nel secolo XII," in Parva Mediaevalia: Studi per Maria Elena Reina, ed. Faes de Mottoni (Trieste: Universita degli Studi di Trieste, 1993), 1-42.