グラフトンの訳がいい

グラフトン計画


 ヒロさんにお願いしてグラフトン計画のドラフトをのぞかせてもらいました。非常に優れた翻訳となっていて感動しました。まるでグラフトンが目の前で話しているかのようです。さらにこういう優れた日本語に直されてみて初めてグラフトンの論の運びと言葉の選択が持つ魔力が理解できたという実感があります。なんにせよこのグラフトン計画、期待大です。このまま突き進んでほしい。

Toilettenbrille: オリエント学会第52回大会発表要旨

 11月のオリエント学会のために書いた発表要旨を中西さんが公開してくれています。題して「『プラトン的知性的諸形象』に見る形象論の諸相」。

『自由と行為の哲学』

自由と行為の哲学 (現代哲学への招待Anthology)

自由と行為の哲学 (現代哲学への招待Anthology)

  • 作者: P.F.ストローソン,ピーター・ヴァンインワーゲン,ドナルドデイヴィドソン,マイケルブラットマン,G.E.M.アンスコム,ハリー・G.フランクファート,門脇俊介,野矢茂樹,P.F. Strawson,G.E.M. Anscombe,Harry G. Frankfurt,Donald Davidson,Peter van Inwagen,Michael Bratman,法野谷俊哉,早川正祐,河島一郎,竹内聖一,三ツ野陽介,星川道人,近藤智彦,小池翔一
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2010/08/01
  • メディア: 単行本
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 私の周りでも何人か翻訳に参加しています。春秋社の「現代哲学への招待」シリーズのうちの一冊です。このシリーズ頑張っていますよね。最近ではダメットの思想と実在の邦訳が出たことが記憶に新しいでしょうか。