[西洋古典〕[初期近代]ディオゲニアノス(超メジャー)とリプシウスとプロクロス

 朝起きたらlove-joyさんからおやすみなさいというメッセージが…。

prokopton 『実は最近,クリュシッポスの運命論を批判しているディオゲニアノスという(有名でないことこの上ない)エピクロス派の哲学者について少し調べたんですが,そのディオゲニアノスについて書かれた数少ない論文(私の探した範囲では二つだけ)のうちの一つが,このIsnardi Parente氏のものでした.リプシウスまで研究してる方だったんですねぇ.ちょっと興味があるので,もし入手できたら見せてください!』 (2006/05/22 23:35)

>prokoptonさん

 どうも情報ありがとうございます。クリュシッポスの運命論を批判しているなんてまさにprokoptonさんの守備範囲ですね!僕はそのディオゲニアノスさんについては何も知りませんが…。とりあえずParenteさんの論文、コピーできたらここで公開しますね。もしかしたらディオゲニアノスについても何か情報があるかもしれません(ないかな…)。リプシウスは人間の運命を論じるにあたってヘルメス文書とかも使っているらしくて、なかなか面白そうですよ!prokoptonさんもぜひ。

H 『今日、リプシウスの Physiologia の1604年初版を手にしたのですが、12折と版型が小さいことから全体は360頁もありますので、第1書だけリプリントしてきました。あと2〜3回で全体が撮れると思います。全集版ではどうなっているか教えてくださいね。』 (2006/05/23 01:04)

# H 『もう少し言うと、僕の勘違いかもしれませんが、リプシウスの記述方法はガッサンディにそっくりな気がします。』 (2006/05/23 01:33)

>Hさん

 やっぱりりリプシウスのふるさとだと初版を見ることがですね。日記も読ませていただきました。17世紀の本のリプリントがこんなに迅速に入手できるなんて!
 僕のほうでも今日全集版を見てくることになると思うので、また夜に結果をここに書くことになると思います。できれば physiologia、概要、そして不動心についてはコピーして来たいと思います。あ、あと索引ですね。
 しかし初版があるなら校訂もできる…。

love-joy 『>プロクロスが『原論』の1巻につけた注釈書

やっぱり,プロクロス重要なのですね・・・・』 (2006/05/22 23:25)

>love-joyさん

 怪しい注釈ですからねぇ。とにかくラムスが1543年の時点でmathesisをほめちぎっているのは、このプロクロスのテキストの引き写しではないかと思っています(Vasoliには失礼ながら!)。