ラテン語の訳

 シリア語文献学がご専門のT先生にラテン語の英語訳部分をチェックしてもらいました。いや別にイニシャルにする必要はないのか。ええ、シリア語文献学がご専門の高橋先生にチェックしてもらい、多くの問題点を指摘していただきました。まだ一人では何もできない状態ですけど、少しでもアデプトに近づくために精進しないと。

 あと英語のプルーフリーディングは外れの担当者に当たってしまったようです。人称代名詞に関してなされた訂正について、どうしても納得できなかったので高橋先生に相談したところ、訂正の仕方がおかしいと言われました。また、 "geometrcal" という単語をところによっては "geometric" に変えてあることについても、その訂正には意味はないとのこと。

 こうなるとこの校正者は直すべきでないところを直し、直すべきところを直していないのではないかと思ってしまいます。ただ価値ある指摘をしてもらったのも確かではあります。

 やっているのは誰なんでしょうね。アメリカの大学院生のバイトでしょうか?とにかくあの手のサービスは価値はあるけど信用しすぎてはいけないということかな。

→"geometrical" と "geometric" は微妙に違う。というかコロケーションに少し違いがあって、プルーフリーテリングはその違いを受けてのものなのかもしれません。ただある箇所では "geometrical structure" で別の箇所では "geometric structure" というのはやはり単なる variatio なんでしょうか…。