ストア派の神学 - Frede論文
- 作者: France) Symposium Hellenisticum 1998 (Villeneuve-D'Ascq,Dorothea Frede,Andre Laks
- 出版社/メーカー: Brill Academic Pub
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: ハードカバー
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ヘレニズム哲学の神学的側面に興味があるなら、ということでprokoptonさんからの紹介していただいたものです。とりあえず「ストア主義における神義論と摂理の配慮」 Dorothea Frede, "Theodicy and Providential Care in Stoicism", 85-117 を読みました。
フレーデが書いていること自体は理解できます。でも歴史研究としてどの点が評価に値するのかは理解できませんでした。ただこのような印象を私が持つのは、先行研究を把握していないことからくるのかも。
次は「ストア派の神の起源」 David Sedley, "The Origins of Stoic God", 41-83 という長い論文を読みたいと思います。キケローの『アカデミカ』とウァッローの関係についても触れているらしいので期待大です。