ハーヴェイとスカリゲルその2

 ハーヴェイも plastic power という単語を使っているのですね(Pagel, 263)。そのような力が種子や精液の外部から来ることはハーヴェイは否定するものの、その力が神的なものであることは肯定しています。これは実はスカリゲルと同じ問題の立て方ですね。ただしハーヴェイはこの力とエーテルが類比的であると考えるのに対して、スカリゲルにとってエーテルに類比的なプネウマは魂の道具に過ぎません。