ハーヴェイとアリストテレス主義

 パーゲルはハーヴェイの発生論に見られる新プラトン主義的な要素やパラケルスス主義的な要素は的確に指摘しています。しかし一方でアリストテレス主義の発生論という背景にハーヴェイをどう位置づけるかという点には十分注意が行き届いていないように思えます。

 問題はパーゲルの後にハーヴェイの発生理論についてどれだけ研究が進んでいるかという点ですけど、あまりない気がします。