ファンタジーの反射=反省(リフレクション)

 知り合いが何人か出席するので一応紹介しておきます。

私たちの時代のリアリティは、第二、第三、いや第nの(反)自然へと多層化されている。乱反射してやまぬ「ファンタジー」の破片たちのめくるめく明滅のなかで「反射=反省」(リフレクション)を続ける私たちの(夢‐)現存在。「胡蝶の夢」(荘子)そして「電気羊の夢」(フィリップ・K・ディック)、いや人間という夢の朧なる消息――その途上にあって真摯に迷いなおすために、本ワークショップでは、リアリティへと対峙して批判性の距離を刻む「虚構 fiction」とも、リアリティの足もとを溶かし脱構築する不気味な「幻想fantasme」とも違う、それ自体の反射──ないし自己触発――に内在して反省される「ファンタジー」の概念を問おうとする。

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