書評を書き終える

 ステヴィンを扱った次の研究書の書評を書き終えました。

科学革命の先駆者シモン・ステヴィン―不思議にして不思議にあらず (科学史ライブラリー)

科学革命の先駆者シモン・ステヴィン―不思議にして不思議にあらず (科学史ライブラリー)

実は少し前に一度原稿を『科学史研究』の編集委員に送っています。その時は字数が少なすぎるという理由で書き直しを命じられました。私が送ったものが1200文字程度という長さは、雑誌の書評欄の標準的文字数である4000文字と比べてあまりに短いということでした。文字数を増やしても読者は減るだけなので気は進まなかったのですけど、編集サイドの言うことにはしたがうべきなのでいやいや2500文字程度にまで拡大しました。さらに増やせと言われないことを祈ります。

 批判しようと思えばいくらでも批判できる本ですけど、なるべく肯定的にまとめました。二次文献を統合していてこれからの研究を促すものだ、のような。