新刊情報 ガレノス『解剖学論集』

ガレノス 解剖学論集 (西洋古典叢書)

ガレノス 解剖学論集 (西洋古典叢書)

後2世紀の医師が、サルの解剖をはじめとする実地の観察に基づき、先人らの知識に自らの発見を加えて著わした、伝存するものとしては最古とも言える解剖学書。骨、静・動脈、神経、筋、嗅覚器、子宮などが扱われ、古代における解剖学の状況を知るための恰好の資料であると同時に、近代医学の出発に及ぼした影響という点でも興味深い。本邦初訳。