2005-08-19から1日間の記事一覧

おべっか

上で書いたキケローのおべっかはこんな感じ。 Nullius tantum flumen est ingeni, nullius dicendi aut scribendi tanta vis, tanta copia, quae non dicam exornare, sed enarrare, C. Caesar, res tuas gestas possit. 「マルケッルス弾劾」4節 ガイウス・…

『キケロー弁論集』

キケロー弁論集 (岩波文庫)作者: キケロー,小川正広,谷栄一郎,山沢孝至出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/19メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (16件) を見る発売日だったので早速買ってきました。訳文をぱらぱらめくったのですが、…

哲学の四分社化

ところで、「日本の哲学は四分社化されている」と友達に言われました。つまり、英米、ドイツ、フランス、ギリシアの四つです*1。 ほんとですね。とほうもなく乱暴なとらえ方ですが、大筋ではそういってしまっていいんじゃないかと思います。いや、うまい言い…

アルベルトゥス・マグヌス

アルベルトゥス・マグヌスの研究をしている人の発表を聞きました。テーマは『精気と呼吸について』というアルベルトゥスの論考です。 アルベルトゥス・マグヌス(1200頃‐1280)というのは、トマス・アクィナスという人の師匠にあたる人で、自然哲学について…

四分社化

例によって枕詞です。 この前国会で廃案になった郵政民営化法案は、民営化したあと、郵便事業を四分社化するというものでした。 具体的には、郵便、郵貯、保険、窓口サービスの四つを分けるというものです。