- 作者: キケロー,小川正広,谷栄一郎,山沢孝至
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/08/19
- メディア: 文庫
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だから、訳としてはより正確になっていると思います。
収録されている演説のラインナップは
カティリーナ弾劾
アルキアース弁護
ピーソー弾劾
マルケッルスについて
の四つです。
「カティリーナ弾劾」はキケローの演説の中で一番有名なもので、キケローといえばこれです。
アルキアース弁護は、キケローの文学観が見られる貴重な演説。
「ピーソー弾劾」はキケローの演説の中でも特にその毒舌が冴え渡っていることで有名な演説です。
最後の「マルケッルスについて」はカエサル独裁開始後に当のカエサルの前で行われた演説で、おべっか満載で愉快な演説です。
いや、こんないい加減な紹介でいいのかは知りませんけど、とにかくこういう四つの演説が入っています。選出としてはすごくいいと思います。内容的にも時期的にもヴァリエーションに富んでいます。
こうなったら、キケロー最大の演説である『ウェッレース弾劾』や、暗殺前の最後の演説『アントニウス弾劾』も文庫にしてほしいですね。
とにかくこの『キケロー弁論集』、オススメの一冊です♪興味のある人はぜひ。