なんと!メレアグロスさんがホラティウス『エポーディー』の全訳を計画しているようです*1。ええ、この『エポーディー』って有名ですけど、日本語訳がないんですよね。いや、まあ鈴木一郎氏によるものがありますけど、あれは不正確すぎるので数に入れないとして…。16番の翻訳とか楽しみです♪
http://litterae.blog8.fc2.com/blog-entry-209.html
とりあえず僕にできることといえば、無駄に邦訳のリストを掲げることくらいでしょう!
- 『詩論』、田中秀央・黒田正利訳、岩波書店、1927.
- 『書簡集』、田中秀央・村上至考、生活社、1943.
- 『カルミナ』(抄)、呉茂一・坪井光雄・国原吉之助訳、『世界名詩集大成1 古代・中世』所収、平凡社、1960.
- 『諷刺詩』(抄)、高津春繁訳、『世界人生論全集2』所収、筑摩書房、1963.
- 『歌章』(=『カルミナ』)、藤井昇、古典文庫、現代思潮社、1973.
- 呉茂一 『花冠―呉茂一訳詩集』、紀伊国屋書店、1973.(『ギリシア・ローマ叙情詩選―花冠』、岩波文庫、岩波書店、1991.)『カルミナ』から8篇を収録.
- 『詩論』、岡道男訳。『アリストテレース 詩学/ホラーティウス詩論』、松本仁助・岡道男訳、岩波文庫、1997に所収。
たくさんの翻訳が出されてきたことが分かりますけど、『エポーディー』だけ申し合わせたように抜けています。
というか、先日prokoptonさんもいっていたのですが、ホラティウスの訳は西洋古典叢書のシリーズからはでないんですかねぇ。
あ、最初にのっけてあるのはホラティウスの写真だそうです・・・。