チョーサー

トロイルス (トロイア叢書)

トロイルス (トロイア叢書)

 こんなのが出てきました。アマゾンにのっかっている内容紹介↓。

主人公トロイルスの恋愛のプロセスとその各段階における主人公の内面的な人格的成熟を描く。古代ホメロスの「イーリアス」を中世的に変換したチョーサーの名作。長篇定型詩の翻訳として日本語の視覚韻再現の史上初の試み。

長篇定型詩の翻訳として日本語の視覚韻再現の史上初の試み 

……。これは何を意味しているのか…。チョーサーが用いている韻律って?というよりチョーサーって誰だ???
 というわけでウィキペディアを見ると次のように書いてありました。

ジェフリー・チョーサー (Geoffrey Chaucer, 1343年頃-1400年10月25日)はイングランドの詩人である。

ロンドンのワイン商人の家に生まれる。エドワード3世、リチャード2世に仕える。 外交使節としてイタリアを訪問。イタリアの人文主義者・詩人のペトラルカと親交を結ぶ。ペトラルカが用いたソネット形式を英文学に導入する。「英詩の父」といわれる。

主著『カンタベリー物語』はボッカッチョ『デカメロン』の影響を受けた作品で、カンタベリー大聖堂へ向かう巡礼者たちが語るという体裁の説話集。未完ながら中英語を代表する文学作品のひとつである。

 そ、そうだったのか。。。
 なお、チョーサーの主著である『カンタベリー物語』は日本語訳が二つも出ているようです(調べればもっとありそうですけど)。

完訳 カンタベリー物語〈上〉 (岩波文庫)

完訳 カンタベリー物語〈上〉 (岩波文庫)

カンタベリー物語(全訳)

カンタベリー物語(全訳)

 そういえばまわりに中世英語を勉強している人っていないなぁ。