いま国会で取り上げられている肝炎の問題について、詳しい人から教えてもらいました。
ウィルス肝炎は感染者が350万人から390万人いる。肝硬炎、肝癌と進行し命に関わる。
主な感染経路は予防接種らしい。昭和45年あたりまでに行われた予防接種のさいに、注射針などを使いまわした結果広まった。
今年の6月に最高裁が5人の原告に対して、予防接種からの感染であると判断し、国に対して一人当たり550万円の支払いを命じた。
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=33231&hanreiKbn=01
予防接種はほぼ全員が受けているので、予防接種によって感染したのがこの5人だけであるはずがない。厚生労働大臣も、この5人以外にも国の過失によって感染した人がいる「可能性を排除できない」と答弁(12月1日衆議院厚生労働委員会)。
最高裁が過失ありと認めた昭和25年以降に予防接種によって感染したと思われるすべての人に賠償金を支払うと国家財政が破綻する(10兆ほどかかるらしい)。
行政がとりうる選択肢は
・患者の多くが死亡するまで知らないふりをしつづける。
・何らかの形で治療費を援助する。
現状はこうなっているようです。