エドワード・ギボン(1737-1794)という歴史家がいます(顔のせときました。
このギボンという人は『ローマ帝国衰亡史』という本を書いたことで有名です。モンテスキューにも同種の本があります。しかしこちらはあまり知られていないかもしれません。
このギボンについて、例によってWikipediaに項目があります(英語からの転訳中でしかも訳しかけ)。
1773年から『ローマ帝国衰亡史』を執筆しはじめ、1776年から1788年にかけて出版し、好評を得た。
というのはあんまりといえばあんまりな扱いですけど…。
http://www.kirjasto.sci.fi/egibbon.htm
に参考文献つきの紹介があります。
グーテンベルク・プロジェクトはこちら。
http://www.gutenberg.org/browse/authors/g#a375
日本語訳は主著のローマ帝国衰亡史に関してはなんと2種類の訳があります。
ローマ帝国衰亡史〈1〉五賢帝時代とローマ帝国衰亡の兆し (ちくま学芸文庫)
- 作者: エドワードギボン,Edward Gibbon,中野好夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1995/12/01
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
- 作者: ギボン,村山勇三
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1951/01/10
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
他に部分訳がいくつかあります。一番新しいのは以下のものです。訳している人はこの部分訳が一番信頼がおけそうです。
- 作者: エドワードギボン,Edward Gibbon,吉村忠典,後藤篤子
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
他にも「羅馬中興史」というタイトルからして誤訳の部分訳もあります(1920)。
http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA3415320X
また「羅馬衰亡史」も(1929-31)。
http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BN09219556
さらに「ローマ帝国の滅亡」(1971)
http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA32126953
最後に「新訳ローマ帝国衰亡史」(2000)
- 作者: エドワードギボン,Edward Givon,中倉玄喜
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2000/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (6件) を見る
なんと自伝についても2種類の邦訳があります。
- 作者: ギボン,村上至孝
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1997/03
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: エドワードギボン,Edward Gibbon,中野好之
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1999/12
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
またローマ法についての本も邦訳されています。「ローマ法学の理念」(1972)
http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BN02077635
またロイ・ポーターの重要な研究書が邦訳されています。
- 作者: ロイポーター,Roy Porter,中野好之,松原慶子,海保真夫
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1995/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る