哲学史

 

現代の哲学―西洋哲学史二千六百年の視野より

現代の哲学―西洋哲学史二千六百年の視野より

 すごいタイトルの本が出ました。「西洋哲学2600年の視野より」とは半端ではありません。以下が目次です。

序 章 超越論的哲学の帰趨 渡邊二郎
第1章 フレーゲ、初期フッサールそしてその後 野本和幸
第2章 分析哲学はいかにして分析哲学でなくなったか? 戸田山和久
第3章 クザーヌスとショーペンハウアー 塩路憲一
第4章 ニーチェと古代ヘブライズム 岡崎文明
第5章 ベルクソン英米の哲学者 加國尚志
第6章 フランス現代哲学とニーチェ 田中敏彦
第7章 現代フランス哲学における超越論的経験(論) 鈴木泉
第8章 リクールの哲学史的位置づけ 杉村靖彦
第9章 ミシェル・アンリにおける内在の現象学とその方法 川瀬雅也
第10章 科学・論理・経験 谷 徹
第11章 直観・了解・思惟 村井則夫
第12章 後期西田哲学の根本問題 小浜善信
終 章 現代哲学の位置と基本的性格 岡崎文明

今日id:kamo_negitoroさんに僕が言っていたのは第1章のことですね。
 この「哲学史研究会」というのはすでに二冊論文集を出しています。

西洋哲学史の再構築に向けて

西洋哲学史の再構築に向けて

webcat情報:http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABA47926465
西洋哲学史観と時代区分

西洋哲学史観と時代区分

webcat情報:http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABA69248142

わずか6年(2000-5)の間に三冊も論文集がでるんですね。すばらしいことです。それほど売れるようには思えないので、どこかから予算が出ているのでしょうか。なんて邪推はしなくていいか(汗)。