『恋の技法』2歌への注釈書

Marcus Janka, Ovid "Ars amatoria" Buch 2: Kommentar, Universitätsverlag C. Winter, 1997 , pp.514.

http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABA70953196

 授業の関係でこれを読んでいます。何しろドイツ語なので遅々として進みません。
 大変よく出来た注釈書だと思います。どんどん分厚くなっているのに、実際に使ってみると役に立たないという注釈書が昨今増えているような気がするのですが、この Janka のものは、本文を読んでいて「わからないな」と思った箇所について調べてみると、丁寧に解説してあって嬉しくなります。先行研究についての言及もしっかりしています。
 しかし日本の西洋古典学の中心である京都大学にないんですね。誰かリクエストを…。