買ったはいいけど読んでいなかった
ローマ人の物語 (13) 最後の努力 (ローマ人の物語 13)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/12/22
- メディア: 単行本
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高校の世界史の教科書には、ディオクレティアヌス帝の時代からローマは専制君主制になった。コンスタンティヌス帝の時代にキリスト教が公認され、首都がコンスタンティノープルに移された。こんな風に書いてあったと思います。
そんな本書ですが、読んでいて気になる記述が…。
それはおそらく、ラテン語とギリシア語のバイリンガル帝国であったローマ帝国の中では、ビザンティウムは、ギリシア語圏に属したからではないかと思われる。首都ローマは、いうまでもなくラテン語圏の中心であった。新約聖書が一般に普及するようになったのも、ギリシア語に訳されてからである。(222ページ)
新約聖書というのはキリスト教の正典ですけど、あれがギリシア語に訳されたとあります。でも新約聖書って全部最初からギリシア語で書かれたはずですよね。大したことないケアレスミスですけど、読んでいてぎょっとさせられました。