ラテン語の世界
- 作者: 小林標
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 新書
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各所で話題沸騰中の本書を買ってきました。ぱっとひらいてぎょっとした箇所が。。。
セネカの哲学書の原典からの翻訳は、京都大学学術出版会によってなされつつあり、『倫理書簡集』はすでに翻訳されている。(285ページ)
セネカ哲学全集を出しているのは京都大学学術出版会ではなくて、岩波書店です。あと『倫理書簡集』の岩波全集版はまだ前半しか発売されていません〔3月3日訂正〕。
ぱらぱらめくってみた感じでは面白そうな本ですけど、詰め込みすぎで難しくなってしまっているような…。あと「はじめに」のあとに目次を入れるのはどうかと。
目次は冒頭になければならない。アングロサクソンの本のうちには、目次をはしがきの後に置くものがあり、またしばしば、はしがきの後に初版序文や再版序文を置いているものがある。野蛮なことだ。本気で愚行をしでかしたいのなら、むしろ目次を真中に入れる方がましだ。 ウンベルト・エーコ 『論文作法』 252ページ