bibliotheca hermeticaでＨさんが紹介されている『想像の諸力について』 De viribus imaginationis (Louvain, 1608) を送っていただけることになりました。ありがとうございます
ガッサンディはFeinusに2通手紙を送っていて、そのうち片方の手紙は人間の発生と魂について、もう片方の手紙は幻日について書かれています。最初の手紙を少し見てみた感じでは、それなりに面白いことが書かれているような…。
この手紙はFienusによるPro sua de animatione foetus tertia die opinione apologia adversus Anton. Ponce Santa-Cruz (Louvain, 1629)という著作に関するガッサンディの感想が書かれています。
Fienusの著作自体は、Antoine Ponce de Santacrux (1565--1650)という人物の、In Avicenna primam primi ... Philosophia Hippocratica (Madrid, 1622)という著作への反論のようだ。
この本は大英図書館のカタログによれば、ヒポクラテスのDe diaetaに対する注釈書であるとのこと（ほんとかな？）。
Feinusについて多少なりとも触れている文献といえば、手元には↓くらいしか。
Fisher, S. (2006) ``The soul as Vehicle for generic information'', in J. E. H. Smith, ed., The Problem of Animal Generation in Early Modern Philosophy, 103--123, esp. 120--123.
