ヱヴァンゲリヲン - アニメを見た人が見てニヤニヤすればいいのか、結局は

 見てきました。

 最後に出てきた敵がぐりぐり形を変えるのが面白かったです。あの正八面体のやつ。他にも兵器の描写にこだわりが。

 内容面ではアニメを見たことがない人に不親切すぎないかなと思いました。

 確かに戦闘の描写は凝りに凝っていて、とてつもない質の高さに達しています。

 反面人物の描写の部分はたいていがスキップされています。アニメを見た人なら勝手に自分の頭の中で補ってみていればいいのです。でも今回の劇場版ではじめてエヴァに触れるという人にとってはどうだったでしょう。各登場人物の性格がつかめないまま次々と敵がやってきて、なんのことやらという話になったのでは。

 いや、それでも短時間のうちによく詰め込んではあると思うのですけど。

 個人的には主人公が結構前向きな人になっていてびっくりしました。「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」といいながら逃げるあの主人公に共感を覚えていたので。