いくつか気になる本を列挙しておきます。
- 『アリストテレス的世界の終わりでのヴェネツィアのアリストテレス主義:クレモニーニの世界と思想の諸側面』 Kuhn, Heinrich C. Venetischer Aristotelismus im Ende der aristotelischen Welt: Aspecte der Welt und des Denkens des Cesare Cremonini (1550-1631). Frankfurt am Main, Peter Lang, 1996.
- ガリレオの望遠鏡をのぞくことを拒否した人物であり、『天文対話』のシンプリーチョのモデルと想定されているクレモニーニに関するモノグラフです。800頁以上あり、そのかなりの部分が無駄なおしゃべりに費やされているそうですが、貴重な論述も数多く含まれているとのこと。
- 『ルネサンスのアリストテレス主義研究』 Bianchi, Luca. Studi sull'Aristotelismo del Rinascimento. Padua: Poligrafo, 2003.
- 基本的には既出論文集。スカリゲルの師の一人であるBoccadiferroが取り上げられているそうな。
- Mosley, Adam. Bearing the Heavens: Tycho Brahe and the Astronomical Community of the Late Sixteenth Century. Cambridge: Cambridge University Press, 2007.
- ティコの書簡の分析から、知識、書物、観測器具がどのように当時流通していたかを分析した研究書。いろんな書評で高評価。
Ficino, Pico and Savonarola: The Evolution of Humanist Theology 1461/2-1498 (Medieval Mediterranean)
- 作者: Amos Edelheit,Hugh Kennedy
- 出版社/メーカー: Brill Academic Pub
- 発売日: 2008/06/15
- メディア: ハードカバー
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こんなものもあった。