有名なハリー・ポッターには、実は古典ギリシア語訳とラテン語訳が存在します。
Harry Potter and the Philosopher's Stone
- 作者: J. K. Rowling,Mary GrandPre,Andrew Wilson
- 出版社/メーカー: Bloomsbury Childrens Books
- 発売日: 2004/10/07
- メディア: ハードカバー
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Harrius Potter et Philosophi Lapis (Latin language edition)
- 作者: J. K. Rowling,Peter Needham
- 出版社/メーカー: Bloomsbury UK
- 発売日: 2003/01/01
- メディア: ハードカバー
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http://ccat.sas.upenn.edu/bmcr/2005/2005-08-07.html
ずいぶん本格的な書評です。
この書評で知ったのですが、訳者のウィルソンさんのウェブサイトがあって、そこにこの翻訳についての様々な情報が載っています。
http://www.users.globalnet.co.uk/~loxias/harry_potter.htm
このウィルソンさんのサイトによると、紀元後2世紀の作家ルキアノスのギリシア語をモデルにして翻訳が行われたようです。イギリスにはすごい人がいるものです。
ただクセノフォンやエウリピデスに飽きてきたら、これでリフレッシュできるそうなので、エウリピデスで四苦八苦している僕にはまだまだ遠そうですね…。
なにはともあれ、
The book under review is surely one of the most important pieces of Ancient Greek prose written in many centuries.
らしいので、古典ギリシア語に興味のある人はぜひ!
ちなみに、ラテン語訳のほうは手元にあります。こちらはどうなんでしょう。まだ一ページしか読んでないのでなんともいえません…。どこかに書評があればいいんですけど。