ホラティウス 『書簡詩』

 わけあってホラティウス(紀元前65-紀元前8)というローマの詩人による『書簡詩』という作品を読んでいます。ホラティウスの晩年の作品で、韻文で手紙を書くという変なコンセプトの下に書かれています。
 この『書簡詩』の中でホラティウスは、哲学的関心が今の自分には強くなってきたと言っているのですが、この発言はどうやらルネサンス以降の哲学書でかなり引用されたようです。「かの哲学詩人poeta ille philosophus」といってホラティウスが引用されると驚きます。