ホラティウス

 ぐーぐー寝ておきてみたら、id:prokoptonさんが詩を訳していました!そして目が覚めました。ホラティウスの『エポーディー』の8番の翻訳です。

口で奉仕してくれないとダメだよ

ですって。全体を読みたくて仕方がないという人はここにぜひ!

 ホラティウスというのは紀元前65年から紀元前8年まで生きたローマの詩人で、この『エポーディー』という作品は紀元前30年に出版されています。この詩人についてのより詳しい情報が

ラテン文学を学ぶ人のために

ラテン文学を学ぶ人のために

のpp. 123-140にあるので興味がある人はぜひ一読を。
 特に『デポーディー』については次のように書いてあります(p. 130)。

ホラーティウスは、彼自身述べているように、ギリシアの詩人アルキロコス(前7世紀中頃)やヒッポーナクス(前6世紀)を手本として、ラテン詩においては初めての形式を用いた。題材についてもアルキロコスらと共通するものが多く、卑劣な人間を痛罵し、恋愛や酒や愛などを歌っている。

 ふむふむ。
 ところで、この『エポーディー』の3番が「にんにく」を罵倒した詩らしいんですけど、これも面白そう