ローマ人の物語

ローマ人の物語 (14) キリストの勝利

ローマ人の物語 (14) キリストの勝利

 毎年年末に出されるシリーズ。読みました。少し文章が雑になっているかなぁ、という感じがしないでもないです。特に「断じて」は使われすぎています。いつからこんなに「断じて」を使うようになったのか。
 そんなくだらない文句はさておき、この時代(4世紀)のローマを扱った本ってなかなかないので、この本は貴重だと思います。
 文学をやっている人はタキトゥス以降には目もくれないし(キリスト教?そんなの知らないよといったリアクションをする人が大半)、歴史をやっている人もやっぱり花形は1世紀あたりまでということになっているようなので。
 このローマ人の物語シリーズも次巻で最終巻です。